賛助会員のご案内

皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
　
　北海道経済学会は、戦後復興期の1951年に設立され、爾来67年にわたって経済・経営学に携わる人たちの研究交流、研鑽の場として活動を続けてまいりましたが、昨年からは、事務局を北海道大学大学院経済学研究科の地域経済経営ネットワーク研究センター（REBN）に置き、新たな体制により活動を進めてきております。

　今後の北海道経済学会の活動について新たな体制の下で検討を進めた結果、北海道経済が抱える現実の課題やテーマに直接向き合っていくためには、一歩でも活動の輪を広げていく必要があると判断し、そのために、北海道経済学会の会員システムとして新たに賛助会員制度を設けて、北海道の経済団体、民間企業、シンクタンクなど法人の皆様にも広く会員としてご参加いただくことといたしました。
　
　現在人口減少時代に突入していく中で、例えば地方創生等の国の提起した政策を地域としてどのように有効に活用していくかが大きなテーマになっております。このような地域課題に対して、経済・経営学研究に携わる者がどのように応えていくかが問われています。そこでは、行政、民間の経験と知恵を有効に生かしながら、地域の戦略構築、その発信に結実させていく新たな幅広い知的連携ネットワークシステムの形成が必要になってきています。賛助会員制度の創設は、北海道における産官学金等の連携強化に向けて、学会というアカデミズムの立場からの新しい挑戦として受けとめていただければ深甚です。

　まことに勝手なお願いではありますが、以上のような趣旨をお汲み取りの上、何卒北海道経済学会の賛助会員としてご参加いただきますよう、お願いを申し上げる次第です。なお、詳細につきましては、「賛助会員入会の手続きのご案内」をご覧いただくとともに、詳細やご不明な点については、北海道大学大学院経済学研究院の地域経済経営ネットワーク研究センター事務局までお問い合わせいただければ幸いです。

2018年10月15日

北海道経済学会　代表理事
北海道大学大学院経済学研究院　教授　町野和夫